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家のWi-Fiが遅い原因は何?考えられる要因と解消させる対策も紹介

スマホやパソコンに欠かせない!自宅のWi-Fi

自宅で家族みんながインターネットを利用するために欠かせないのがWi-Fiです。無線ルーターを使って周辺の端末が電波を受診できるので、1つの回線を複数人、複数端末で使用することができます。

そんな便利なWi-Fiですが、通信速度が遅いととてもストレスになります。Wi-Fiがいつもよりも遅いなと感じた場合、まずはルーターの再起動をしてみてください。少し時間を置いてからもう一度電源を入れます。ルーターの不具合は、再起動で直ることが多いので一番簡単にすぐに試すことができる方法です。

再起動後のWi-Fiの速度が改善しない場合の原因は、さまざまなことが考えられます。遅くなった理由を突き止めることで適切な対策を取ることができるので、何が原因かを調べていきましょう。

再起動・ファームウエアのアップデート

「Wi-Fiが遅くなったな」と感じたら、その時の状況や環境についてチェックしましょう。Wi-Fiの電波状況は、回線速度以外にも無線LANルーターの置き場所や周辺にある電子機器、別のネット回線などが影響している場合があります。

再起動してもイマイチ改善しない場合、次に試していただきたいのが、ファームウェアのアップデートです。ファームウエアとは、ルーターに内蔵されているプログラムのこと。パソコンのソフトのアップデートのように、ファームウエアも常に新機能を追加したり不具合の修正を行ったりと更新されています。更新の方法は手動と自動があります。

新しく無線LANを設置する時に必ず最新のファームウエアにアップデートを行ってから使用しましょう。自動更新の機能があるものは、オンにしておけば随時更新を行ってくれます。手動の場合は付属の説明書の手順通りに進めてみましょう。

それでもまだ遅いという場合は、今の自宅のネット環境を詳しく見ていくことで、原因を突き止めることができ、どんな対策を取ればいいのかがわかります。

Wi-Fiルーターとの距離が遠い・間に障害物がある

無線LANと端末の距離が離れていませんか?間に障害となるようなものがある場合、Wi-Fiの電波が入りにくくなることも。中継器が部屋の隅に置かれていたり、電波の通りにくい鉄筋のマンションの壁を挟んだ隣の部屋で使用したりする場合には、受信が難しくなります。

ドアを開けるだけでも通信端末の感度が変わる場合があります。また使う端末とWi-Fiルーターを近くに置くか、難しい場合はWi-Fi中継器を間に繋いで通信端末が受信できるようにする方法もあります。さらに家の中のあちこちの場所で広くWi-Fiを使いたい場合には、ルーターはなるべく家の真ん中に置くようにしましょう。

またWi-Fiルーターを置く高さも実は大切なポイント。コンセント近くの床や家具の下や後ろ側などに置くと接続が悪くなります。公共の場にあるWi-Fiやホテルやレストランなど多くの人が使用する場所にあるWi-Fiの多くは天井近くの高い場所に設置されています。家でも同じでなるべく高い場所に置くことで、電波の届く範囲を広げましょう。

家電やマンションなど集合住宅同士での電波干渉が起きていないか

家の中の電子レンジやコードレス電話によるWi-Fiの電波干渉が起きる可能性があります。これらの家電は、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数の電波を発しているためです。特に旧式のルーターを使っている場合は、2.4GHzの周波数だけを受信できないタイプのものも多く、電波干渉が発生しやすくなります。

他にもマンションなどの集合住宅や近所の家で、同じ2.4GHzの周波数帯のWi-Fiを使用している場合も、電波干渉が起きて接続が不安定になることがあります。

電波干渉が原因の場合は、チャンネルを変えることでWi-Fiの入りが良くなります。2.4GHzの周波数が基本なので、それ以外の5GHz帯などにチャンネルに変えましょう。最近のルーターなら、自動でチャネルを選んでくれるタイプもあります。また最適なチャネルを自分で見つけるほうがいいケースもあり、その場合は手動で行います。ルーターのマニュアルを確認してみましょう。

一つの回線に繋がっているスマホやパソコンが多すぎる

1つの回線に接続されている端末の数が多すぎると、スピードが遅くなることがあります。親機のWi-Fiに対して、家族がそれぞれスマホやパソコンなどを使用していないか確認しましょう。

基本的には据え置き型のWi-Fiなら10台以上の端末、モバイルタイプなら5~10台程度までは対応できますが、複数の子機が接続されているだけではなく、動画を見ていたりダウンロードをしていたりするとさらにWi-Fiのスピードが遅くなります。

同時にWi-Fiを使う子機の数をなるべく減らすことを心がけましょう。また、複数の端末を同時にWi-Fiに繋いで使う場合、アプリを立ち上げたままだと通信されている状態になってしまうので、使っていないアプリはできるだけこまめに終わらせて使うようにしてみましょう。

夜になるとWi-Fiが遅い・ルーターの接続方式をチェック

ルーターの接続方式がIPv6 になっているかどうか確認しましょう。「トンネル方式」と呼ばれるIPv4 PPPoEになっている場合、インターネット回線が遅くなる可能性があります。IPv4 PPPoE方式での接続は、同時に多くの人が集中した場合にNTTの基地局からプロバイダの通信経路「網終端装置」へのアクセスが混みあってしまい遅くなります。

昼間は速度に関してあまり気にならないけれど、夜間インターネットを使う時には「Wi-Fiの速度が遅いなと良く感じる」という方、接続方式がIPv4 PPPoEになっていたらIPv6 IPoEに変えてみてください。IPv6 IPoEならば、「網終端装置」を経由しないでインターネットへ接続することができるようになるので、アクセスが集中しやすい時間帯に使用する場合の影響を受けにくくなります。

ソフトバンクとau どちらが便利に使える?

それでは最後に大手の光回線を比べてみましょう。auとソフトバンク、どちらも高速Wi-Fiのサービスを提供しています。

[通信速度]
au:4G LTE 370Mbps、WiMAX 2+ 440Mbps
ソフトバンク:Airターミナル2 261Mbps、Airターミナル3 350Mbps
auの場合、4G LTEとWiMAX両方使え、WiMAX2+が使えるエリアなら440Mbpsと高速通信が可能です。4G LTEでもソフトバンクのAirターミナル3よりも高速です。ソフトバンクは基本はAirターミナル2でAirターミナル3はまだエリア拡大中で使えるエリアは限られています。

光回線の速さはauの方が幅広いエリアで早いといえるでしょう。<></>

Wi-Fiが遅い理由を突き止めれば改善できる

自宅のWi-Fiが遅い時に考えられる原因と対策について見てきました。環境や状況によってさまざまな原因がありますが、それがわかれば対策の取り方も明確になるので、「回線速度が遅いな」と感じたら今どんな場所にいるか、何台の子機が接続しているか、周辺に電波干渉をするものがないかなどチェックしてみてください。

原因を探ることで改善策が自然と見えてくるでしょう。