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WiMAXが遅くなった3つの原因について!簡単にできる対処法も解説

WiMAXが遅くなったのには原因がある

WiMAXを使っていると通信速度が遅くなったと感じることがありますが、実はWiMAXの通信速度が遅くなるのには原因があるのです。また速度制限が遅くならないようにする対処法もいくつかあります。今回はWiMAXが遅くなったと感じる3つの原因と、自分でできる対処法について紹介していきましょう。

WiMAXが遅くなった3つの原因について

WiMAXの通信速度が遅くなったと感じた場合「速度制限がかかっている」「旧回線を使っている」「電波の届きにくい状況になっている」という3つの原因が考えられます。1つずつ詳しく解説していくので、自分に当てはまるものがないかどうか確認してみましょう。

1.使いすぎて速度制限がかかっている

WiMAXは「WiMAX2+(ハイスピード)」「au 4G LTE(ハイスピードプラスエリア)」の2つの通信方式に切り替えることができますが、データ通信を使いすぎてしまうと、例え「ギガ放題プラン」であっても通信制限がかかってしまいます。

WiMAX2+は、通常プランでは月間の通信量7GBを超えると、当月末まで通信速度が128Kbpsに制限されます。また無制限で使い放題と言われている「ギガ放題プラン」も、通信量が3日間で10GB以上になると翌日の18時から翌日の2時頃までの8時間程度は速度制限がかかってしまい、通信速度が約1Mbps程度に落ちてしまうのです。2017年の2月2日以前は3日で3Gが使うと速度制限がかかっていたので、その時に比べると制限規制が緩和されました。

au 4G LTEはauが提供してる高速通信のことで、WiMAXで電波が届きにくい場所でもネットを使うことができるようになります。このau 4G LTEは有料のオプションで、月に1回でも使うと毎月1,005円が発生。

au 4G LTEは月間の通信量が7GBを越えると速度制限がかかってしまいます。しかもau 4G LTEの速度制限がかかるとWiMAXのほうも速度制限がかかってしまうので注意が必要です。

2.旧WiMAX回線を使っている

現在のWiMAX回線には、2009年2月から提供されている「旧WIMAX」と2013年10月から提供されている「WiMAX 2+(ハイスピードモード)」の2回線があります。WIMAXを使っていて通信速度が遅いと感じる場合、旧WIMAX回線を使っている可能性が考えられます。

現在のWIMAX回線はWiMAX2+(ハイスピードモード)の回線が主流です。旧WiMAX回線の通信速度は下り最大40Mbpsから下り最大13.3Mbpsへと通信速度が低下。それに比べてWiMAX2+(ハイスピードモード)の回線は以前は下り最大110Mbpsでしたが、現在は下り最大440Mbpsに改善され、旧WiMAX回線と比べるとかなりの高速化を実現しています。

特に昔からWIMAXを使っているという人は、自分が現在旧WIMAX回線とWiMAX2+(ハイスピードモード)のどちらを使っているのかを確認しておきましょう。

3.電波が届きにくい状況で使っている

WiMAXの電波というのは、壁などの障害物や家の近くの鉄筋造りの建物や、家の中にある家電の影響を受けます。なのでWIMAXの通信速度が遅くなったと感じたら、周りの環境を確認してみましょう。

例えばWIMAXと接続機器との距離が離れすぎていたり、WIMAXと接続機器を置いてる場所の間に壁などの障害物があると、WIMAXの通信速度が遅くなることがあります。またWiMAXは2.4GHzの周波数帯を使っているので、同じく周波数帯2.4GHzを使用している電子レンジなどの側に置くと、電波の影響を受けて通信速度が低下することも。

この他にもWi-Fi機器・Bluetoothなどがあると、それらの電波がWiMAXの電波を干渉して、速度が遅くなることがあります。

WiMAXが遅くなった時にできる対処方法を紹介!

データ通信量を使いすぎによる速度制限が原因でWiMAXが遅くなってしまった場合は、速度制限が解除されるのを待ちましょう。また通信障害が起きている場合であれば復旧を待つしかありません。WiMAXが故障していると考えられるのであればプロバイダーに連絡をして修理や交換をしてもらいましょう。

電波を受信しやすい環境をつくろう

もし集合住宅や家の近くに大きな建物があるのであれば、WiMAXを窓際に置いてみましょう。またWiMAXを使ってWi-Fiに接続したスマホやパソコンなどの機器を使う際には、WiMAXと接続機器を側に置くことで通信速度が改善されることがあります。

WiMAXの近くにWiMAXの周波数と同じ2.4GHzの周波数帯を使った電子機器があるのであれば、周波数帯を5GHzに切り替えてみましょう。この5GHzは電化製品には使われていない周波数帯なので、周波数帯を5GHzに切り替えることで速度の低下を防ぐことができます。

また「パラボラアンテナ」を自分で作って使う方法もあります。このパラボラアンテナというのはお茶碗のような形をした小さなアンテナのこと。パラボラアンテナをWiMAXの側に置くことで、WiMAXに電波を集めることができ通信速度を早くすることができるのです。

パラボラアンテナを作るには、100円均一で「そうめんのザル」「アルミホイル」「まな板スタンド」を購入しましょう。作り方はとても簡単。まずはそうめんのザルにアルミホイルを巻き付けていきます。まな板スタンドをアルミホイルを巻いたザルが入るように曲げ、クレードルごとWiMAXを置きます。アルミホイルを巻いたそうめんのザルは、アルミのボウルでも代用可能ですがアルミホイルを巻いたそうめんのザルの方が効果的です。

もしWiMAXの電波塔の方角が分かるのであれば、その方向にパソラボアンテナを向けましょう。パソラボアンテナは大きいほどベスト。さらにWiMAXをパラボラアンテナに対して真正面より少し下に置くとより効果的です。

旧WAIMAXを使っている人は最新機種に切り替えよう

今でも旧WiMAXを使っているという人は、ぜひ最新機種に切り替えWiMAX2+(ハイスピード)を試してみましょう。旧WiMAX回線の通信速度が下り最大3.3Mbpsなのに対して、現在主流の通信方式であるWiMAX2+(ハイスピード)の回線は下り最大440Mbpsです。

旧WiMAXを使っていて通信速度が遅くなったと感じている人は、WiMAX2+に切り替えるだけで通信速度が速くなったと感じることができるでしょう。

そもそも旧WiMAXは2020年3月31日でサービスの提供が終了する予定なので、今のうちに旧WiMAXからWiMAX2+(ハイスピード)に切り替えておくことをおすすめします。

WiMAXが遅くなったら対処法を試してみよう

WiMAXの通信速度が遅くなってしまうと、スムーズに操作が進まないため大きなストレスを感じるでしょう。しかしWiMAXが遅くなったのにはいくつか原因があり、それが速度制限以外の原因であれば対処法は存在します。まずは今回紹介したWiMAXが遅くなる原因を確認し、当てはまるものがないか考えてみましょう。そして原因が分かったら、その原因に合った対処法を試してみてくださいね。