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WiMAXが圏外になる原因は?復旧させる方法についても紹介

WiMAXのwifiが圏外になるのはなぜ?

サービスエリア外ではもちろん圏外になりますが、山間部や地方などではなく、都心にいて電波が届いているはずなのに圏外になってしまう、といったこともたまに起こります。そのような場合、どんな原因が考えられるのかがわかると、対策もしやすくなりますよね。

まずは、WiMAXがなぜか圏外になる理由からみていきましょう。

エリアだけじゃなくWiMAXが圏外になる原因は

WiMAXが圏外になる理由はいくつか考えられます。

・電波障害が起きている
電波障害が起きている場合、WiMAXと受信する端末の間に何か障害物がある場合があります。WiMAXの電波は直線に飛ぶ性質があるので、障害物の影響を受けやすい傾向があるのです。ビル街や地下などは電波が弱くなりやすく、また鞄の中に入れていたり、周りにものが多いといった環境でも弱くなります。

繋がりやすい場所に移動したり、高いところや窓際といったwifiの置き場所を変えるだけで電波が入るようになる場合があります。また本体を何かで覆ったり使う時はバッグの中に入れないようにしましょう。

・電波干渉が起きている
ポケットwifiの近くに電子レンジやBluetooth、他のwifi機器などがありませんか?他の電波を発するものが近くにあると電波干渉が起き、速度が低下する場合があります。マンションやアパートといった集合住宅やオフィスビル、wifiスポットの近くや多くの人がスマホを使用しているカフェでの利用なども、電波干渉が起きやすい場所です。

・通信障害
ワイマックス側での基地局や回線に通信障害が起きて圏外になっている可能性も、まれにですがあります。通信障害かどうかは、WiMAXのサイトから情報を得ることができます。

・端末の故障
ポケットwifi自体、もしくはスマートフォンやタブレットなど端末側の故障が原因の場合も考えられます。その場合は、WiMAXに故障かどうか見てもらい、保証内であれば返品や交換をしてもらいましょう。

圏外になってしまった時に試せること

それではWiMAXが圏外になってしまった場合にできる対処法について紹介しましょう。電波の入りやすい場所にWiMAX端末を置いたり、移動してみても改善されなかった場合に試してみてください。

これらの方法を知って入れば8割ぐらいの問題は解決し、wifiが繋がるようになるはずです。

再起動とエリアの確認

WiMAXの機器とスマホやパソコンなどを再起動してみます。 WiMAXだけではなく、使用している端末も一度再起動してみてください。

また今いる場所の電波状況も確認してみましょう。WiMAXのピンポイントエリアですぐに調べることが可能です。住所を入力すると、電波状況が「◯」「△」「×」の三段階で表示されます。「△」でも十分に入るでしょう。

WiMAXを高いところや障害物のないところに置いてみてください。位置を少しずらすだけでも、通信速度が改善されることがよくあります。また、WiMAXと受信する端末が離れ過ぎていると電波をキャッチしにくくなります。WiMAXルーター端末を覆わないようにして、端末との距離を近づけて使用してください。

通信モードを切り替える

電波干渉が起きている時などに有効な方法として、WiMAX通信のモードを切り替える方法があります。WiMAXで使える電波は2種類です。特に何もしないでいると、初期設定の2.4GHzで使用することに。これを5.0GHzに変更することで、電波干渉による多くの接続不良が解消されるでしょう。

5.0GHzは基本的にルーターでしか使われない電波なので、モードを変えることで干渉が起きなくなります。料金等はかかりません。

設定変更の仕方は、下記の通りです。
Wシリーズ:本体メニューから「設定」、「通信設定」、「Wi-Fi設定」
WXシリーズ:本体メニューから「設定」、「LAN側設定」、「Wi-Fi設定」、「2.4GHz」、「5GHz(屋内)」または「5GHz(屋外)」

再起動で直らない場合は初期化してみる

再起動で直らない場合に、もう一つ試せるのが初期化です。初期化とは、機械を工場出荷時の状態、ゼロに戻すことをいいます。

WiMAXの初期化の仕方は簡単です。電源が入った状態でリセットボタンを5秒間ほど長押しすることで、初期化が開始されます。WiMAX本体のmicro USBポートの横にある小さな穴の部分がリセットボタンになので、細い棒で中に押すようにしてください。本体を傷つけることがないよう、尖ったものは使用しないようにしましょう。

注意点としては、J:COMやワイヤレスゲート、エディオンといったプロバイダでWiMAXを契約している場合、初期化が終わったらアクセスポイントをもう一度設定しなおす必要があります。アクセスポイントが設定されていないとインターネットに繋ぐことができません。

auの4G LTE回線へ切り替える

WiMAXは、auのスマートフォンで使われているのと同じ4G LTE回線に切り替えて使うこともできます。ハイスピードプラスエリアモードと呼ばれ、カバー率99%を超えるほぼ全域がサービス提供できるエリアとなっている電波です。基本的に携帯電話が繋がる場所ならどこでも使えて、離島や山間部などWiMAXでカバーできないエリアでも4G LTE回線が使用できるので、WiMAX回線が圏外でも切り替えて通信できるようになります。

ハイスピードプラスエリアモードへの切り替え方法は、下記の通り。

・設定画面から「通信モード設定」、「ハイスピードプラスエリア」を選択する

機種によっては、ロック画面からそのまま「ワンタイムHS+A」を長押しすることで切り替えられるタイプもあります。

ただし注意したいのが、ハイスピードプラスエリアモードを一度でも利用した月は通信制限があり、7GB以上になると遅くなってしまうということ。契約しているプランがギガ放題で、すぐに設定を戻して利用したとしても同様です。4G LTE回線への切り替えは、最終かつ緊急の時の手段と考えておいた方がいいかもしれません。<></>

WiMAXが圏外になる場合はまずは場所の移動と再起動を

固定のインターネット回線のように工事が必要なく、場所を選ばずに持ち運んでインターネットをサクサク楽しめるWiMAX。場所が移動できるからこそ、圏外になることもたまにあります。

そのような場合は、ポケットwifiを置く場所や受信する端末との距離、利用しようとしている環境などを確認してみてください。多くの場合は、障害物のない窓際や高いところなど電波の入りやすい場所にルーターを置いたり、端末との距離を近づけたり、通信モードを切り替える、再起動したりすることで改善されるケースがほとんどです。

圏外になった時の対処法を知っていると、慌てずに試すことができて、すぐにまた使用することができます。

もしも紹介した方法を試してみても改善されない場合は、契約しているプロバイダの方へ問い合わせしてみましょう。WiMAXルーターの故障も考えられます。不具合を解消して、快適なインターネットライフを送ってくださいね。