WiMAXの速度は遅いって本当？電波の特徴やメリット・デメリットを解説｜WiMAXのお得な情報をわかりやすく「WiMAXノート」

WiMAXは光回線に比べて遅いと言われているのは本当か？

「WiMAXは通信速度が遅い」とネット上で話題になっているそうですが、本当にWiMAXは遅いのでしょうか？ネット操作がサクサクできないとストレスになるので、軽視できない問題ですよね。WiMAXが気になっているけれど、速度が心配で契約を躊躇している方もいるでしょう。

今回はこの不安を解決すべく「WiMAXの速度」や「WiMAXの特徴」について紹介していきます。わかりやすいように光回線との比較を交えながら解説していくので、WiMAXを利用しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもWiMAXってどんな回線なの？

持ち運びできるWi-Fiとして人気のWiMAXですが、他の回線（Wi-Fi）に比べてどんな魅力があるのでしょうか。WiMAXの特徴や傾向について知ることで、通信速度に関する不安や疑問を解決することができるので、詳しくみていきましょう。

WiMAXの特徴は電波がまっすぐにのびること！

WiMAXの回線は速度にこだわって開発されているので、「電波がまっすぐにのびる」ように作られています。これはどういうことなのかというと、例えば自分が走る時に、曲がりくねった道を走るよりも直線の方が全速力で走りやすいのと同じで、光や電波も直線に伸びた方が速度が速くなる傾向にということ。

WiMAXは、回線をまっすぐに伸ばすことで速度を速くし、より快適にインターネットを利用できるように工夫しました。WiMAXは速度が遅いと思われがちですが、電波を直線に伸ばすことができるので、実はむしろ「速い」と考えても良いのです。

ただし、使用環境などによっては速度が遅く感じる場合もあります。

WiMAXの速度は光回線にも負けない速さがある！

WiMAXが速度にこだわった回線といっても、実際にどのぐらい速いのか気になりますよね。一般的に通信速度が速いと言われている光回線と、速さの比較をしてみましょう。

・WiMAX～1.2Gbps（平均速度は20Mbps程度）
・光回線～1Gbps（平均速度は半分程度の速さ）

最高速度だけを見てみると、WiMAXの方がやや上の速さですが、実際の使用ではカッコ内に表示している通信速度が目安になると言われています。つまり、光回線の方が安定した速さでインターネットを利用できるかもしれないということになります。

しかし、光回線は同じ宅内で使用することが基本だからこそ、安定した速度を出せるという意味も持っています。逆にWiMAXは「持ち運び可能なWi-Fi」が売りの商品で、使用するエリアや場所によって速度が違うのは仕方ないといえるしょう。

光回線と比較してみると、WiMAXは速度が劣ってみえるかもしれませんが、通常のネット操作は充分に満足して使える速さです。ネット検索や動画再生もサクサク行うことができる速さなので、光回線と変わらない使用感を体感できるでしょう。

サービスエリアによっては電波が弱い！？

WiMAXは、宅内に限らずどんな場所でも使うことができますが、場所によっては電波が弱いこともある点がデメリットの1つです。

WiMAXには「サービスエリア」というものがあり、エリアによっては電波の強弱が異なります。基本的にはどのような場所でもWi-Fiを利用することは可能ですが、山間部などのへき地になると電波が弱かったり、繋がらなかったりするので留意しておきましょう。とはいえ、市街地での利用では、ほとんどの場合は問題なく利用できるので安心してください。

おそらく「WiMAXが遅い」と感じている方は、電波の強いサービスエリアから離れて利用していることから、速度が遅く感じるのかもしれません。電波の強さが気になる方は、あらかじめ公式サイトでサービスエリアについて確認し、できるだけ電波の強いエリアで利用するようにすると良いですね。

データ通信量による速度制限についても知っておこう！

「WiMAXの通信速度が遅くて不便」と感じている場合、速度制限がかかってしまっていることも考えられます。

WiMAXは「7GB通常プラン」と「ギガ放題プラン」をメインに契約し、サービスを利用する方が多いですが、意外と盲点になってしまっているのが「ギガ放題プラン」の速度制限。「ギガ放題プラン」は月にどれだけのギガ数を使っても良い、いわば「ネット使い放題」のプランなのですが、実は3日間の使用が10GBを超えたら、一時的に速度制限がかかり、通常よりも通信速度が遅くなってしまうのです。

ですが、これはあくまでも「速度を制限された状態」なだけであり、WiMAX本来の通信速度が遅いわけではないことを理解しておいてください。プランによって速度制限が解除される期間は異なりますので、契約する前にしっかりプラン内容について確認しておきましょう。

WiMAXの最大速度は使用場所の環境によって違う

WiMAXは、使用場所の環境によっても、速度が大きく左右される点もデメリットといえるでしょう。これは前述したように、WiMAXはまっすぐ直線上に光をのばしていくことから、それを遮る建物や障害物に弱い傾向があるからです。間にあるモノや建物が全て障害物となるわけではありませんが、使用中に速度が遅く感じるようであれば、ルーター本体を窓際に置くなど、配置の調整を行ってみてください。

またWiMAXは内蔵型の「プリントアンテナ」を採用しているので、布などで覆われると電波が弱くなる傾向にあります。バッグなども障害となってしまうことがあるので、ルーター本体はなるべく何にも覆われていない状態で使用するようにしましょう。WiMAX自体は、他のポケットWi-Fiに比べても、速度は決して遅くはありません。もしも、使用中にネット操作がスムーズにできないなどの遅さを感じる場合には、使用場所の環境のチェックをしてみてくださいね。

WiMAXの本来の速さを体感するためにも、サービスエリア・速度制限・使用場所（環境）に配慮して使うようにしていきましょう。

WiMAXはサブWi-Fiとしても人気

WiMAXは自宅だけではなく外出先でも利用できるので、これ1台だけでも充分にネット環境を楽しめます。それでもデータ通信量による速度制限などが心配な方は、自宅では光回線、外出先ではWiMAXという風にサブのWi-Fiとして利用するのもいいでしょう。

1台で複数の端末を繋げることができるので、上手に活用すれば家族のスマホやタブレットなどの通信費を節約することもできるかもしれません。配線工事なども必要ないため、気軽に利用できる点もWiMAXの魅力です。期間によってはWiMAXを無料で試せるキャンペーンなども行われているので、気になる方は実際に一度使ってみてから、本契約を考えても良いですね。

キャンペーン情報やプラン内容などの詳しい情報は、公式サイトでチェックしてみましょう。