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WiMAX 2+が遅いって本当?旧回線との違いや速度を改善する方法について

移動先でもネットを自由に楽しむにはWiMAX 2+がおすすめ!

自宅Wi-Fiだけではスマホ利用プランのギガ数を超えてしまう…という方におすすめしたいのが、WiMAX2+。ポケットWi-Fiなので、利用環境に限らず自由にネットを楽しめるのがこのサービスの最大の魅力です。しかしながら、WiMAX2+は通信速度が遅いと懸念している声も多いですよね。そこで今回は「そもそもWiMAX2+はどういうサービスなのか」「通信速度が遅いのは本当か」ということについて追及していきます。これからWiMAX2+の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

WiMAX とWiMAX 2+って違う回線なの?

WiMAXとWiMAX2+というサービスが展開されていますが、同じWiMAXでもサービス内容は違うのか?と気になっている方も多いでしょう。

基本的には両者ともUQから提供されている同じサービスです。WiMAXは旧回線と呼ばれており、WiMAX2+の1つ前のサービスとして理解しておくと良いでしょう。2019年6月時点でもWiMAXの回線は使用可能な状態ですが、こちらは2020年3月にサービスが終了する方針となっており、新回線WiMAX2+への回線移動が進められているからです。

同じ周波数を用いた回線には変わりないのですが、現時点でWiMAXからWiMAX2+の新しい回線へと徐々に移行が進められています。旧回線の回線幅が当初より狭くなっている関係で、旧回線の利用者は通信速度が遅いと感じることがあるかもしれませんね。

WiMAX2+は速度&対応エリアがグレードアップ!

ではWiMAXとWiMAX2+は何が違うのかというと、旧回線のWiMAXよりもネット環境の向上を図り、WiMAX2+では「通信速度の高速化」と「対応エリアの拡大」を実現しました。

大手携帯キャリアのソフトバンクも、サービス開始当初は他のキャリアに比べて電波が弱かったり、インターネットに繋がりにくかったりしたのを覚えているでしょうか?しかし、今では業界トップクラスのシェア数を誇り、誰からも親しまれるキャリアへと成長しましたよね。これは、WiMAXと同様に通信速度を見直したり、対応エリアを増やしたりしたから今があります。

WiMAXもWiMAX2+へサービス内容を移行し、ポケットWi-Fiならではのデメリットを改善してよりシェア数を増やしていこうという目的があるのではないでしょうか。

WiMAX 電波の特徴は周波数

WiMAX2+は、旧回線のWiMAXに比べて通信速度が速くなりましたが、これは端末の性能が上がったから…という理由ではなく、WiMAX2+では使用できる電波(周波数)が増えたことが理由です。

これまでWiMAXでは2.5GHzの周波数の利用を国から許可されていたわけですが、WiMAX2+では利用できる周波数が拡大されたことによって通信速度の高速化が可能になり、これからも通信速度は益々加速していく見込みとなっています。WiMAX独自の周波数&性能が光回線にも負けず劣らずの速さを実現しているというわけですね。

WiMAX2+の通信速度が遅いのはなぜ?

WiMAXとWiMAX2+の違いについては理解していただけたことでしょう。実際にネット上でも度々話題となっている「WiMAX2+は遅い」と言われている原因や理由についても、しっかり確認してからサービスを利用するようにしましょう。

原因1:サービスエリア外である

WiMAX+2は、基本的に光回線と同レベルの通信速度が提供されています。もちろん、通信環境や使用エリアによっても体感速度は変わりますが、特別な使い方をしない限りはWEB検索や動画再生もサクサクと快適にネットを利用することが可能です。

つまり、WiMAX2+がもしも遅いと感じるのであれば、それは何らかの原因や要因がある場合がほとんど。その原因の一つは「サービスエリア」です。基本的にはWiMAX2+はあらゆる場所や環境でもネットを利用することができるのでが、サービスエリアによっては最高速度を発揮できないこともあるそうです。サービスエリア自体は非常に広範囲で、山間部などのへき地でも利用できるようになっているのですが、やはり電波の強い・弱いがあるのが現状。

これはWiMAX2+に限らず、どの携帯キャリア&プロバイダでも起こり得ることですので深刻に考える必要はないでしょう。しかし、やはりネット操作が遅いとストレスになりますし、大事な時にネットに繋がらない…なんていうことになれば大変ですので、気になる方はサービスエリアを事前にチェックしておくと良いですね。

サービスエリアに関しては公式ホームページなどで検索することができますので、心配な方はあらかじめ確認しておくようにしましょう。

原因2:端末(WiMAXルーター)の置き場所が悪い

WiMAXやWiMAX2+は、電波をまっすぐに伸ばす仕組みを取ることで通信速度を向上させています。速度を上げるには電波を直進させる必要があるため、バッグなどの障害物の影響を受けやすいとも言われているのです。WiMAX2+のサービス自体が通信速度が遅いのではなく、使用環境によって通信速度が遅くなっている可能性があるので、まずは自分の使用環境を見直してみると良いでしょう。

あまり過敏になる必要はありませんが、バッグにルーターを入れたまま使用している場合は机の上に置いてみたり、窓際で作業するようにしたり…などと工夫をしながら利用してみてください。

もしも今ノーリミットモードが搭載されている機種をお使いの方は、使用環境によって旧回線と新回線を自動で切り替えながら電波を拾っている可能性があり、知らぬ間に旧回線で接続されていることで通信速度が遅くなっていることも考えられます。使用している機種についても改めて確認しておいてくださいね。

原因3:通信速度制限がかかり低速状態になっている

通信速度が遅く感じている人の中には、通信量がオーバーしてしまい、速度制限か掛かってしまっている状態かもしれません。WiMAX2+の各プランによって速度制限の条件は異なりますので、今一度自分がどのサービスプランに加入し、通信量はどの程度使えるのか・速度制限の条件などを確認してみましょう。

7GBの通常プランでは月の使用量が7GBを超えると低速状態になり、翌月1日まで低速のままでしかネットを使えません。7GBプランの低速状態では、LINEやメールなどすぐに送受信できないレベルの速さになってしまう可能性があるので、使用量はしっかりチェックしながら利用してくださいね。

また、ネット使用量は無制限!と謳っているギガ放題プランにも速度制限の条件があるのをご存じでしょうか?月のネット使用量については制限がありませんが、3日間で10GB以上の利用をすると翌日のネットワーク混雑時間帯(18:00~翌日2:00程度)に一時的に速度制限がかかった状態になります。ギガ放題プランの速度制限時の速度は1Mbps程度とされており、YouTubeでは標準画像レベルであれば問題なく再生できるレベルで使用することが可能。

SNSやLINEなども問題なく使える状態ですので、人によっては低速状態になっていることに気付かないかもしれません。動画再生などの通信速度が求められる作業をした際に「あれ?動作が遅い?」と感じることも。WiMAX2+が遅いと言っている方の中には低速状態に気付いていない可能性もありますので、速度が気になるようでしたら、速度制限が適応されている可能性も疑ってみてくださいね。

WiMAX2+でネットをもっと手軽に楽しもう♪

WiMAX2+は通信速度は遅くはない!ということが伝わりましたでしょうか?使用環境などが整っていれば光回線と同等レベルでネットを利用できますので、安心して使ってください。さっそくWiMAX2+を使ってあらゆる場所でネットを手軽に楽しんでいきましょう。