速度制限かかかるとネットがスムーズに使えずストレスに
最近ではレシピも動画で調べる時代になり、ネットを利用する機会が更に増えました。便利だからこそ必然とネット使用量も増えていきますが、ここで問題になるのが速度制限です。ネットを快適に使い続けるためにも、今回はWiMAXのプラン別に速度制限の条件や解除のタイミングについて確認していきましょう。ネット使用量を上手に節約する方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
WiMAXの速度制限は契約プランによって異なる!
WiMAXでは、各契約プランによって速度制限の条件や解除のタイミング・解除の時期などは異なります。今後のためにもそれぞれのプランについてしっかりと確認しておきましょう。
「7GB通常プラン」の速度制限や解除のタイミング
「7GB通常プラン」は、月に合計7GBのデータ通信量を使用すると速度制限がかかってしまいます。テキストメールやLINEなどのSNS、WEB検索などをする程度の利用であれば7GBでも充分に一か月満足して使える使用量ですが、オンラインゲームや高画質動画の視聴などを頻繁に利用する人はしっかりと通信量について考えながら利用する必要があるでしょう。
「7GB通常プラン」の速度制限は、月単位のトータル使用量が7GBと設定されているので、3日間で7GBを使用すれば、その時点で制限がかかってしまうのです。「7GB通常プラン」の速度制限の解除は翌月の1日なので、月の初めや半ばで7GBを使用してしまうと、残りの日数は低速のまま使用することになってしまいます。
速度制限がかかった時の通信速度は128Kbpsで、これはテキストメールなどのメッセージ送信以外はストレスを感じるレベルの速さになるので、注意しましょう。
「ギガ放題プラン」にも速度制限がある?
「ギガ放題プラン」は月のデータ通信量は気にせず無制限で使用できるプランですが、実はこのプランにも速度制限があります。「ギガ放題プラン」では、3日間で10GB以上の日間で10GB以上のデータ通信量に達すると自動で速度制限がかかる仕組みで、制限適用は翌日のネットワーク混雑時間帯である18:00~翌日2:00頃までとなっています。
要するに、通信量を使い過ぎた翌日の夜間の時間帯だけ速度制限はされるものの、それ以降はまた通常通りネットを使える状態となるわけです。基本的には「データ通信量は無制限」を謳っているプランなので、月にどれだけのギガ数を使っても問題ありません。ただ、3日間に集中してネットを使いたい場合は、10GBを超えないように注意する必要があるでしょう。
後ほど、10GBはどのぐらいのデータ通信量であるのか詳しく解説するので、そちらも参考にしてくださいね。
「au 4G LTE利用時」(ハイスピードモード)にも速度制限があるので注意!
「7GB通常プラン」と「ギガ放題プラン」の他に「ハイスピードプラスエリアモード(またはハイスピードモード)」というものがあり、これは通常では使わない「au 4G LTE」回線を使ったデータ通信のことを指しています。
「ハイスピードプラスエリアモード」は山間部などのWi-Fi環境が整っていない場所や、災害時などにWi-Fiを使えない状況に陥った時に「au 4G LTE」を介してネットを利用することができるので、万が一の時には非常に役立つオプション。
「7GB通常プラン」と同じ条件で速度制限が適応されるので、一か月のデータ使用量がトータルで7GBを超えると、翌月1日までは128kbpsの低速のままネットを使用することになってしまうでしょう。
しかし、「ハイスピードプラスエリアモード」を利用するには、契約したプランの他に別途料金を支払う必要があります。更に、一度「ハイスピードプラスエリアモード」を選択すると、その月はそのまま「au 4G LTE」回線でしかネットを使えないことや、その月はデータ通信量は7GBまでに制限されてしまうことから、ほとんどの人はあまり使用していないそう。
「ハイスピードプラスエリアモード」は十分に検討してから利用してくださいね。
高画質動画は危険?10GBはどのぐらいのデータ通信量なのか
ここまで7GBや10GBなど、当たり前のようにギガ数について見てきましたが、実際どれくらいの使用でどのぐらいのギガ数を消耗するのか、よくわからない方もいるでしょう。ここからっは、通信量の使用目安として、10GBで利用できる時間(回数)について紹介します。以下の数値を参考にしてください。
【スマートフォン利用時】
・WEB検索:約33,333回
・テキストメール(300文字程度):約666,666通
・YouTube視聴(標準画像):約47時間
・YouTube視聴(高画質視聴):約16時間
【パソコン利用時】
・WEB検索:約4,000回
・テキストメール(300文字程度):約333,333通
・YouTube視聴(標準画像):約47時間
・YouTube視聴(高画質視聴):約16時間
実際に10GBを消費するには大変な時間と労力が必要になってくるので、一般的な使い方をしていれば、速度制限に関してさほど心配する必要はないでしょう。
ただし、「7GB通常プラン」や「ハイスピードプラスエリアモード」を利用している方は、これよりも少ない7GBが上限になるので注意が必要です、実際に利用してみて、必要であれば「ギガ放題プラン」への変更を検討すると良いですね。
自宅のWi-Fi回線も利用して通信量を節約しよう!
WiMAXはどこで使っても問題ありませんが、速度制限が気になる方や、なるべく料金を抑えて通信料を節約したい方は、自宅の固定回線(Wi-Fi)も併用しながら利用することをおすすめします。特に動画視聴をよくする方であれば、あっという間にギガ数は使い果たしてしまうので、外出先ではWiMAXをメインに使い、自宅では固定回線を使うようにすれば通信料を節約できるでしょう。
また、固定回線だけではなく、飲食店や施設などで無料解放されているWi-Fiを使ってネットを利用するようにすれば、さらに通信量の節約に。外出先では、積極的にWi-Fiスポットを活用してくださいね。
通信量カウンターを上手に活用していこう!
うっかり使いすぎてしまうことのないように、通信量をきちんと管理したい!という方は、通信量カウンターを上手に活用していきましょう。
通信量カウンターとは、使用している通信量をカウントしてくれる機能で、WiMAXの本体で設定することが可能です。基本的には最初からこの機能はオンになっている状態ですが、ホーム画面の「通信量カウンター」か「メニュー→設定→月次通信量設定…」から確認していきましょう。
さらに、通信料をカウントするだけではなく、「データ通信量超過通知機能」を使って設定した通信量になった時に知らせてくれる仕様にしておくと安心です。こちらはプランに合わせて適切な数値に合わせておく必要があるので、使用前にしっかりとチェックしておいてください。
設定方法は「7GB通常プラン」であれば通信料表示を「1か月」にすると、現在の使用量をトップ画面で確認することが可能。「ギガ放題プラン」では通信量表示を「3日間」に設定するだけでOKです。ここで注意してほしいのは、WiMAXでも機種によって設定方法が異なる場合があることや、表示されている数値はあくまでも目安であることをご理解ください。
時間を気にせずネットを楽しみたいならプランの見直しを!
今回はWiMAXの速度制限について解説しました。月に使えるデータ通信量が無制限の「ギガ放題プラン」にも3日間で10GBまでという利用条件があることを理解しておいてくださいね。その他のプランを利用している方で、データ通信量や速度制限について不安がある方は、この機会にプランの変更をされても良いでしょう。この記事を参考に通信量やプランの見直しの参考にしてください。